2023年06月25日

「なじむ」

昨日、土曜日の早朝稽古。スタートはさわやかでしたが、運動量があがるにつれて熱量もあがり、後半は扇風機をまわして稽古いたしました。
午前9時半から1時間の少年部では、暑さに多少、気持ちもゆらぎましたが、10時半から12時までの一般の部の稽古終わりはスッキリさわやかに終われました。
稽古を積んで行く上で、季節の温度変化への対応、工夫は、環境はもとより、気持ちの面で稽古の大切な一面と感じます。
暑い寒いは抜きにして、まずは、いかに稽古の場に身を持って行くか。生活の中で、合気道の稽古の優先順位を上げておく事は大切と思います。
さいわい稽古に参加出来て、さてと、気持ちを整え、身体も心も当日の稽古の環境になじませてゆく。
自分自身を振り返ると、なんでわが身はこんなにノロいのか。めげそうになったり、ふがいなくなったり、は毎度の事で、今でも同じです。
それでも怠惰に走る心をいなしながら、気持をふるい立たせて、身体を動かしていると、大体は「フッ」と気持ちも身体も軽くなる瞬間があります。
その場になじんだような、融和したような感覚。それは「無我夢中」になったり、「無心」と言えなくても「ムキになったり」稽古対象だけに集中した瞬間かもしれません。
苦手な技もある。苦手な相手もある。相手に響かせるにはどうすれば良いか。稽古仲間の動きを見取り、先生の指導を受けたり、自分で工夫して積み上げる。
昨日の稽古のテーマは、苦手意識が強かった四教。その稽古で一つの気付きを頂いたように思います。そしてそれは稽古相手抜きには感得出来ないものでした。
その気付きには、物も形も無いけれど、昨日の何十数回目の私の誕生日への良いプレゼントとなりました。稽古仲間に感謝しつつ有難く頂戴いたしました。

合気道開祖 植芝盛平語録「合気神髄」の巻末にある「道歌」の中で最近気になった一首、
「六合(りくごう)の内限りなくぞかきめぐりきよめの道は〇(まる)ともちろに」

都島道場 博道館
束元

<早水道場稽古 2023年6月稽古予定>
場所①:都城合気道錬成会 都島道場 博道館
場所②:早水文化センター 多目的
稽古日:金曜日(①9日.16日②2日.23日.30日)

各道場会員の出稽古も歓迎、奮ってご参加下さい。


【都島道場 稽古予定】

<稽古予定>
(少年・初心者の部)
火曜日 午後19時(7時)~20時(8時)
木曜日 午後19時(7時)~20時(8時) 
土曜日 午前9時30分~午前10時30分

(一般部)
火曜日 午後20時(8時)~21時(9時)
木曜日 午後20時(8時)~21時(9時)
金曜日 早朝稽古 午前6時~午前7時
土曜日 早朝稽古 午前6時~午前7時
土曜日 午前10時30分~午前12時
<毎週水曜日、女性デー>
水曜日 午後19時30分~20時30分(前後30分は自主練習可)
錬成会所属の女性会員のみ参加可能
※入会希望の方の体験・見学は可能ですのでHPよりお問い合わせ下さい。
  


Posted by 都城合気道錬成会道友 at 07:04Comments(0)

2023年06月18日

「大きさ」

先日NHKのテレビ番組、こころの時代で宮沢賢治の「春と修羅」という作品について話されていました。
序文の一節に「人や銀河や修羅や海胆は宇宙塵をたべ・・」とあり、宇宙塵(うちゅうじん)の
正確な意味や意図は、現代とは異なるとおもわれ、計り知れませんが、
確かに色々な物は、微細な世界では、宇宙の元素で構成されていて、それを塵(ちり)にたとえると、
人も食べ物を食べる時、「宇宙塵(うちゅうじん)」を食べていることになるなと感じました。
地球も、宇宙塵(うちゅうじん)が沢山集まってできているので、地球そのものも一粒の宇宙塵(うちゅうじん)といえるかも知れないと考えたり致します。
宇宙の摂理にしたがって、練り固められ、球体になった、宇宙にまたたく天体もまた、地球と同じ一粒の宇宙塵(うちゅうじん)で、
天体が集まった銀河もまた、一粒の宇宙塵(うちゅうじん)といえるかもしれないと考えたり致します。
スケールを果てしなく広げて、宇宙の広がりが無限として、それを眺められたとすると、人も、地球も、銀河も、塵(ちり)ほどにも見えず、
この宇宙、世界は、ただ、ただ、目に見えない宇宙の元素の塵(ちり)に満たされた、虚空(こくう)が広がっているだけのように思えます。
宇宙の大きさがどれくらいで、どこまで、ひろがっているのか。
JAXAのインターネットサイトによると、今の宇宙の本当の大きさはまだ分かっていないのだそうです。
極小から至大へ・・スケールを変えて眺める心の自由、謎が与えてくれる想像の広がりを感じた「宇宙塵(うちゅうじん)」への興味でした。

合気道開祖 植芝盛平語録「合気神髄」の巻末にある「道歌」の中で最近気になった一首、
「根元の気はみちみちて乾坤(けんこん)や造化もここにはじめけるかな」

都島道場 博道館
束元

<早水道場稽古 2023年6月稽古予定>
場所①:都城合気道錬成会 都島道場 博道館
場所②:早水文化センター 多目的
稽古日:金曜日(①9日.16日②2日.23日.30日)

各道場会員の出稽古も歓迎、奮ってご参加下さい。


【都島道場 稽古予定】

<稽古予定>
(少年・初心者の部)
火曜日 午後19時(7時)~20時(8時)
木曜日 午後19時(7時)~20時(8時) 
土曜日 午前9時30分~午前10時30分

(一般部)
火曜日 午後20時(8時)~21時(9時)
木曜日 午後20時(8時)~21時(9時)
金曜日 早朝稽古 午前6時~午前7時
土曜日 早朝稽古 午前6時~午前7時
土曜日 午前10時30分~午前12時
<毎週水曜日、女性デー>
水曜日 午後19時30分~20時30分(前後30分は自主練習可)
錬成会所属の女性会員のみ参加可能
※入会希望の方の体験・見学は可能ですのでHPよりお問い合わせ下さい。
  


Posted by 都城合気道錬成会道友 at 14:44Comments(0)

2023年06月11日

「和合する」

都城合気道錬成会の演武会も無事におわり、ホッと一安心。いろいろな制約を少し離れて、気分も少し落ち着いてきたように思います。
6月に入って、雨の季節、道場では、にじむ汗に涼風をと、扇風機を回しながら稽古しています。
合気道の稽古では、投げたり、抑えたり、相手の関節を曲がる方向に曲げ、極め、固めたりしますが、この梅雨の季節は立ち技を中心に稽古しています。
合気道では座技(ざぎ)と呼ばれる、座って行う技があるので、立って行う技は立ち技と言っています。
蒸し暑いこの季節、立ち技では、入身(いりみ)と転換(てんかん)の体捌が活きる技を選んで稽古するようにしています。
入身(いりみ)は相手を制御(せいぎょ)しやすいように近づいて、相手と一体的な動きができる位置に身を置いたりします。
転換(てんかん)は入り身(いりみ)の後に、動きの方向を変えて相手の態勢(たいせい)を崩して、投げたり、抑えたりしやすいようにします。
相手と一体、一重身(ひとえみ)になって技が成立して行く、そんな感じが致します
合気道は相手といたずらに強弱を競う事無く、お互いの習熟度にあわせて技を繰り返し稽古し、心身の練成を図ることを目的としていますので老若男女幅広い年齢層の方に稽古していただけます。
合気道は他人と優劣を競うことをしないため、試合や競技を行ないません。稽古を積み重ねていく中でお互いを尊重し、和合の心を学ぶことが出来る武道と感じます。
当会では 斯道を修行することにより、我々人間が生きて行く上で必要な「気力・体力・知力」を涵養することは元より、「いかに動くか」という、人間の「動き方」を学ぶことを本旨としています。
老若男女 Meets(ミーツ) 合気道。
少し気分が落ち着いた、雨の季節に、合気道に発心(ほっしん)され、始められる稽古仲間が沢山ありますよう期待しています。

合気道開祖 植芝盛平語録「合気神髄」の巻末にある「道歌」の中で最近気になった一首、
「天照すみいず輝くこの中に八大力王の雄叫びやせん」

都島道場 博道館
束元

<早水道場稽古 2023年6月稽古予定>
場所①:都城合気道錬成会 都島道場 博道館
場所②:早水文化センター 多目的
稽古日:金曜日(①9日.16日②2日.23日.30日)

各道場会員の出稽古も歓迎、奮ってご参加下さい。


【都島道場 稽古予定】

<稽古予定>
(少年・初心者の部)
火曜日 午後19時(7時)~20時(8時)
木曜日 午後19時(7時)~20時(8時) 
土曜日 午前9時30分~午前10時30分

(一般部)
火曜日 午後20時(8時)~21時(9時)
木曜日 午後20時(8時)~21時(9時)
金曜日 早朝稽古 午前6時~午前7時
土曜日 早朝稽古 午前6時~午前7時
土曜日 午前10時30分~午前12時
<毎週水曜日、女性デー>
水曜日 午後19時30分~20時30分(前後30分は自主練習可)
錬成会所属の女性会員のみ参加可能
※入会希望の方の体験・見学は可能ですのでHPよりお問い合わせ下さい。
  


Posted by 都城合気道錬成会道友 at 08:23Comments(0)

2023年06月04日

「ゆっくり積み重ねる」

6月のはじめ、梅雨に入り、雨のしっとり感を感じる季節になりました。
道場階段下の花壇では、アジサイ達がきれいな花をつけはじめています。
先日の土曜日、早朝稽古からの帰り道、都城は晴れ。車の窓をあけて走る帰り道、苔むせたような、磯の香りのような、湿感の高いニオイを感じました。
最近はマスクを付ける事もなくなり、”嗅覚”がもどり始めたのかもしれないと思いました。
嗅覚は五感の内の一つ。五感は嗅覚、視覚、聴覚、触覚、味覚、で人が外界を感知するための機能、感覚。
連想するのは第六感。一説には五感を超えるもので、物事の本質を掴む心の働き、感知能力などのことを指すようです。
なんとなく思う、感んづく、思い至る、ひらめく、啓示をうける。思い当たる。嗅ぎつける。感がはたらく事を嗅覚がするどいとも言う。
感がはたらく時は、考え続けている時が多いと感じます。問題として捉えて、どうにか解こうとしたり。近しい人を気にかけたり。
思い、考え続けた積み重ね、その時々の考えや、憶測、が点となり、積層されて、点をつないで線となり、脈略(みゃくらく)がつながるように思います。
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イメージとしては、見えない流れが姿を現す。多少どこかの地点で突拍子もない間違えをしても、真剣に考え続けていれば
膨大に積み重ねた積層で修正されて、大きな流れで捉えれば、方向違いは防げるように思います。
この梅雨の季節は、原由子さんの「あじさいのうた」の一節を思い出す。
「だんだん好きになって、そしてだんだん恋になる」。ゆっくりした積み重ねもまた良し。そう思える今日、この頃です。

合気道開祖 植芝盛平語録「合気神髄」の巻末にある「道歌」の中で最近気になった一首、
「天かけり光の神は降りたちぬかがやきわたる海の底にも」

都島道場 博道館
束元

<早水道場稽古 2023年6月稽古予定>
場所①:都城合気道錬成会 都島道場 博道館
場所②:早水文化センター 多目的
稽古日:金曜日(①9日.16日②2日.23日.30日)

各道場会員の出稽古も歓迎、奮ってご参加下さい。


【都島道場 稽古予定】

<稽古予定>
(少年・初心者の部)
火曜日 午後19時(7時)~20時(8時)
木曜日 午後19時(7時)~20時(8時) 
土曜日 午前9時30分~午前10時30分

(一般部)
火曜日 午後20時(8時)~21時(9時)
木曜日 午後20時(8時)~21時(9時)
金曜日 早朝稽古 午前6時~午前7時
土曜日 早朝稽古 午前6時~午前7時
土曜日 午前10時30分~午前12時
<毎週水曜日、女性デー>
水曜日 午後19時30分~20時30分(前後30分は自主練習可)
錬成会所属の女性会員のみ参加可能
※入会希望の方の体験・見学は可能ですのでHPよりお問い合わせ下さい。
  


Posted by 都城合気道錬成会道友 at 06:19Comments(0)