2021年07月11日

「みがき、かがやかせる」

磨く、について考えてみる。
体を磨く。稽古で体を鍛えて、反応よく、動けたり、柔軟に動けたり、力強く動けたりと「イメージ通り動け」という脳の指令に対して対応できるように鍛える。
毛細血管、神経系統、筋肉、腱、皮膚感覚など、より良く稽古する事によって発育し、鍛えられ、身体全体に網の目を濃く、整備してゆくイメージがあります。
技を磨く。技量をあげるべく、行い、研究、反省して修得への道筋を整理してゆく。
脳を磨く。回数を多く稽古して、体の動きをインプット、蓄積して、フィードバックできるように、体の動きを制御する脳が鍛えられるように繰り返すイメージがあります。
また、脳神経が発育して、連絡系統が相互に連絡し合い、より良い回答、返答、指令を発せられるイメージがあります。
理解を磨く。合気道の理解が深まるように開祖 植芝盛平翁が書かれ、話されたものを読み込む。「読書百篇意自ずから通ず」のことわざを信じて取り組んでみる。繰り返す事で感も磨かれ、インスピレーションも得やすくなるように思います。呼吸を磨く。タイミングや、拍子(ひょうし)を良くして、体勢を崩さず、安定した息で、リラックスした動きや、流れ、技や精神の安定に活かす。
磨くのは、輝かせるため。輝かせるのは、栄光、発展の為。磨き上げたものを輝かせるには、磨き上げた、それぞれの連絡網、道筋を光が駆け巡り、
光るようなイメージがあります。その光のもとは精にあるように思えます。
精を得る為に、陽気に、稽古、バランスの取れた食事、睡眠、日光浴、入浴、身体を暖かく保つ生活をして、無心に物事に打ち込む。
陰(欲にとらわれる、自分の殻にとじこもる)の時に精を消費するように思います。精を遊びや、自分にとじこもって浪費せず、善用する。
精が枯渇して、気(け)が枯れたときにケガレ、精を蓄えて気が満ち、ケガレを無くしたとき、光り、生命がいきいきとして、人も輝きだすように感じます。

都島道場 博道館
束元

【7月都島道場 稽古予定】

都島道場 稽古 通常通り
(マスク着用など、コロナウイルス感染防止対策実施のうえ参加下さい)



Posted by 都城合気道錬成会道友 at 09:31│Comments(0)
 
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