2021年05月16日

「いちぶとぜんたい」

昨日は大雨、例年よりはやい梅雨空、容赦なく雨が打ち付けては窓ガラスを流れ落ちます。
「自分の重みに耐えきれず落ちて行くガラス窓のしずく」歌のフレーズが思い起こされました。
「ほら一つ、また一つ」、歌の歌詞をたどるように、落ちて行く窓ガラスのしずくを眺めました。
真っ直ぐに立って、動かないものに、しがみついて落ちなようにするのは大変だと思いました。
人でも取りつこうと及び腰になれば、不安定になって力は入りにくく態勢が崩れやすく感じます。
そうおもうと、片手を両手でつかまれる、諸手取りや、身体全体を両手でつかみにくる多人数掛け
の稽古でも、気持ちの上では、「なんの、これしき」と思うことも出来そうです。
腕をつかまれる、身体全体をつかまれる、小さいものと大きなものの違いはあれど、かたち的には似通った状況に思えます。
物の一部が全体とおなじ形をしているフラクタル構造がおもいおこされます。
また、取りつこうとするものを右に、左に振り払う、自分をまっすぐに、体勢も、こころも、流れるような動作も。
取りすがろうとする個人の気持ちより、自然の流れに従って絶え間なく、右に、左に動いているほうが早く、思いにとらわれた相手はついて行けなくなるように感じます。「思い」も「重い」も似たようなところがあるように感じます。
日曜日の今朝現在、外をみると曇り空、地区の草刈りは行われそうです。「重い」「思い」を振り払ってがんばろうと思います。

都島道場 博道館
束元

【5月都島道場 稽古予定】

都島道場 稽古休止期間 5月9日~5月31日(コロナウイルス感染防止の為)

本年度の郷中教育体験講座はコロナウイルス感染拡大の影響により、
中止となりました。



Posted by 都城合気道錬成会道友 at 05:24│Comments(0)
 
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